僕「まったくだ。数学が嘘をつくわけではないし、グラフが嘘をつくわけでもない。人間が嘘を紛れ込ませているんだね」
冒頭でグラフは作者の意図によって与える印象が違うものをいろいろ作れるという話を取り上げてた
仮説検定を10ページ強で説明しているけどこれで伝わるのかな……
取り上げてる内容は以下のような感じ
- 同じ数値でもグラフの描き方によって印象が変わる話。
- 平均などの代表値
- 分散や偏差値
- コイン投げ
- 仮説検定
- チェビシェフの不等式
チェビシェフの不等式
期待値が\(\mu\)で分散が有限の\(\sigma^2\)である確率変数\(X\)について以下のような式が成り立つらしい
$$\Pr(\left|X-\mu\right|\geq k\sigma) \leq \frac{1}{k^2}$$
これを使うと分布の形がわからなくても、\(2\sigma\)の範囲以上に外側の範囲にある確率が25%以下、\(2\sigma\)より内側にある確率は75%以上というようなことが言える
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