問題のあるデータやアナリストを見たときに、何かが違うと感じる。
それがナンバーセンスだ
統計的なおもしろいエピソードをまとめた本(ほとんど数式は出てこない
ナンバーセンス ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方
- 作者: カイザー・ファング,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2015/01/29
- メディア: 単行本
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ロースクールの話とグルーポンの話とファンタジーフットボールの話がよかった
ロースクールでは学校ランキングを上げるために様々な統計値をごまかす為の操作が行われているらしい
たとえば就職率を上げるために、調査に解答がなかった学生は就職しているとみなしたり、一時的な職業を事前に斡旋している
また入学前のGPAの成績がない生徒を一番良い値として扱ったり、成績の低い学生をパートタイムにしたり1年次は他校に行かせてから2年次で編入させたりしている
グルーポンを使って店側はどうなれば儲かるのか
店側は新規の客が増えないとあまり利益がないが、実際には既存の客がクーポンを使うことが多い
ファンタジーフットボールはネット上で行われている遊びで、プレイヤーは架空のチームを結成して試合ごとに選手を選んで対戦する
勝敗は実際の試合の選手の成績をもとに決まる
各試合でどの選手を使うかの采配よりも、チームにどの選手がいるかという部分の方が勝敗に与える影響が大きい
前著の『ヤバい統計学』もおもしろかった
- 作者: カイザー・ファング,Kaiser Fung,矢羽野 薫
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2011/02/19
- メディア: 単行本
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こちらのほうがおすすめ(?)sucrose.hatenablog.com